横浜の外国人客が多い上流ナイトクラブでは、今日もユカ(加賀まりこ)と呼ばれる十八歳の女の子が人気を集めていた。さまざまな伝説を身のまわりに撒きちらす女、平気で男と寝るが、決してKISSはしない。そんな男たちの中でもユカがパパと呼んでいる初老の船荷会社の社長(加藤武)は特別。ユカはパパを幸福にしてあげたいという気持でいっぱいだ。ある日曜日、ユカがボーイフレンドの修(中尾彬)と街を歩いていた時、パパを発見した。かわいい人形を、娘に買ってやってとっても嬉しそうなパパ。自分といる時には決して見せたことのないような笑顔。ユカもそんな風にパパを喜ばせたい、だから人形を買ってもらおうと思った。だって、ユカの望みは男を喜ばすだけだったから…。(C)1964 日活株式会社
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